さてさて、やっと会場に入りますよ。
Ticketmastarの窓口で購入していたチケットを受け取り中に入ってみると、
ロビーには飲食物を売るスタンドや協賛企業のブース、物販ブースなどがあり、
歴代のスケーターの衣装が飾られていたりするファンコーナーもあって
席に着くまでにもいろいろと観るものがあり、移動のあいだも飽きることがありません。
製氷時間や競技の合間の時間には、ロビーでスケーターのオートグラフ&フォトセッションが
催されていたりして、観客を楽しませるための企画が盛りだくさん。
リンクでも突発的にイベントが発生します。
ジャッジ席の後ろにアナウンス席があって、CBCでフィギュアスケートのアナリストをしている
Pj Kwongがイベントの司会をしていました。
[ Ultimate Fan ]
製氷中などの空き時間には会場にダンスミュージックがかかり、
Pj Kwongがイベントの開始を告げるとファンが思い思いに踊ったりして「熱狂的ファン」をアピール。
かぶりものの人たちがいたり派手なサングラスや帽子で目立つ女の子たちがいたり。
そしてみんな踊る、踊る。踊り狂う。さすがカナディアン。ノリノリです。
カメラが踊っているファンの姿を大きなスクリーンに映し出すと、観ている観客も歓声を送ります。
最終的に一番歓声を受けたファンが”Ultimate Fan”としてバックステージにご招待。
あるときにはリンクをはさんでダンス合戦になってしまって、
みんながひとりのおじさんの振りを真似て踊りはじめたので
わたしも座ったまま大笑いしながら一緒に踊ってたら、隣のおばさまに
「立って踊りなさーい!楽しんで!!」と話しかけられ、
通し券の席だったのでその後も度々ご挨拶したりお話したりとか。こういう交流も楽しかった。
あなたも滑るのかと質問されたので、自分では滑らないんです。観るだけ。と答えると
なぜかしきりにスケートをやりなさいと勧められたのですが
おばさま、わたしは運動神経をママンのお腹の中に置いてきたのよ・・・。残念ながら。
[ Ball Toss ]
製氷前に行われるイベントがこのボールトス。
リンクの中央には主催企業の「BMO Financial Group」のロゴが燦然と輝いていたのですが
Pj Kwongの合図とともにそのど真ん中を狙ってロビーで売っている小さなボールを投げ込みます。
一番中心に近いボールを投げた人に、記念品を進呈。
ボールの収益はスケーターの活動援助に使われるという、なかなかのアイデアなイベントでした。
こうやって気軽に楽しみながら募金ができるのっていいですよね。
このほかにも、席番号を抽選して協賛企業の記念品が贈られたりもしていました。
[ Kiss & Hug ]
場内を写すカメラが客席のご夫婦やカップルを大型スクリーンに映し出し
映った2人がキスをするというなんとも欧米なイベント。
日本じゃまずできないですよね。でもこれがとても素敵。
親子が映ったらお父さんが小さい娘さんにキスしたり、お友達同士だったらハグしたり。
すごく愛情あふれる時間で、好きだったな。
[ Wave ]
MCが合図して、会場全体でウエーブ。
「カモーン、バンクーバー!あなたたちの力を見せてちょうだい!」とPjが煽ります。
映像で観た去年のスケカナのウエーブほどの勢いはなかったけど
(競技も終盤あたりで、ちょっと客席もお疲れ気味でした)
やれと言われたからには参加して楽しむという雰囲気の感じられる
なかなかよいウエーブでした。
[ Autograph & Photo Session ]
競技の合間の長い空き時間には、ロビーにスケーターが出てきてサインと写真に応じてくれます。
結構いろんなスケーターの方たちがいらっしゃったようです。
その中にエマさんのお姿も。今回は競技には参加されていなかったのですが、地元ということで
ファンの前に姿を見せてくださったようです。少し痩せたかなという印象でしたが
おヒゲがカッコよく、お元気そうでした。
ジェフが出てきていた日もあったようなのですが、わたしはその頃ホテルで惰眠を貪っておりました。
それでもファンか・・・。
こんな感じで、とにかくこれでもかというくらいに楽しませてくれます。
ロビーをぶらぶらしていると目力の強いお兄さんに呼び止められ
帰ってからアンケートに答えてくれとメールアドレスを聞かれたので
後日とどいたアンケートに暑苦しく絶賛のコメントを寄せておきました。
ほんとうにイベントとして存分に楽しめるようにプロデュースされていて
フィギュアスケートというスポーツが愛されている国なんだなと実感することが出来ました。