ジョニー公式のjournalがアップデートされました。
毎度のことですが、今回も長いです。
日本では「便りが無いのは良い便り」といいますけれど、ジョニーに関しては
「journalが長いのが元気な証拠」とでも言いましょうか
いろいろとストレスフルなことがありつつも、元気に忙しくしているようで
なによりです。
内容に関して大まかに書きますと
アメリカのCOIツアー、今年は本当に楽しかったそうで
アニシナさんに以前よりも力強く滑っていると言ってもらったり
新しいプログラムを披露したり、ガリンドとスロートリプルアクセルをやったことなどが書かれています。
日本のCOIツアーについては当初新潟と大分の2カ所で滑る予定で、
ジョニー本人もそのつもりでいたのだけれども、新潟のみの出演になってしまったことが
書かれています。
アメリカのスケーターがアマチュア選手資格を失うことなくショーで滑るためには
ESCAというフォームに連盟のディレクターのサインが必要だそうで、
ジョニーは3月の世界選手権の時点でショーに招聘されていたそうなのですが、
そのフォームにはまだサインがされていなかったそうです。
日本に来る1ヶ月前にUSFSAはAチームとBチームのアスリートを対象に
トレーニングキャンプを行うことを決定し、それは日本のショーの日程と重なって
しまっていたのですが、ジョニーは日本に来る3週間前までそれを知らず
キャンプとショーの日程が重なってしまったために、ESCAのフォームには
サインがされなくなってしまって、選手資格を失わずにショーに出ることが
不可能になってしまったため、アメリカに早く帰らなくてはならなくなったそう。
ジョニーは井上/ボールドウィン組もショーに出ていて、
彼らはアメリカに帰らなかったとだけ書いてますが
まあ言いたいことは解ります。
彼らが今季アマチュア選手として試合に出るかどうかはまだわからないけど
出たら出たで、USFSAのその対応はどうなのよっていう話にもなりますしね。
でも、書いちゃうんだなあ。正直だ。と思わずにいられません。
After all the bargaining and dealing, I finally made it to Japan, but everyone on both sides were pissed at me and I didn't do anything wrong.
(すったもんだと交渉した末に、日本に行くことにはなったけど、どちらサイドの人も僕に腹を立てた。僕はなにも悪いことはしてなかったんだけど。)
気の毒です。不運としか言いようがありませんね。
何かしらの意図が働いたかどうかは知るよしもないし。
招聘が決まったときに、早めにESCAのサイン貰えなかったんでしょうか。
日本のイベンターも、そのあたりは念のために直接USFSA側に働きかけても
よかったんじゃないだろうかと思いますが。
基本ジョニーはアマチュア選手なのだし、その選手がショーに出るのに必要な手続きがあるのであれば、選手自身に任せっきりにぜずに興行側でフォローもしておかないと
こんな事態も考えられるわけだし。
どうもイベンターの素人っぽさが目立っているような気がします。
でも日本滞在は楽しんだようで、友達と出かけたりファンと会ったりしたとか。
大分のショー向けに日本語で謝罪と説明のVTRを撮って、
自分で説明が出来たのはよかったとも書いています。
ここまで書いて、ジョニー本人もぶっちゃけてる自覚があるらしく、
それについて書かれている箇所があったので原文も引用しておきますね。
I'll probably get in trouble from someone for spilling all this in my journal. But if the Japanese fans get to know, everyone should know how it works for us. In the end, I skated well, I made myself happy, and both the promoters and my federation were happy. It was so stressful. Japan ended up being a great trip however and I'm due to go back in October for a pro-am in Nagoya. I hope my ESCA is okay. :)
(僕がjournalでこういったこと全部をぶっちゃけることで、誰かと関係がまずくなるかもしれないけど、日本のファンが知っているなら、みんなが僕たちにどういった事態が降りかかっているか知るべきだと思ったんだ。でも、日本への旅は最終的に素晴らしいものだったし、10月に名古屋で行われるプロ・アマの大会のためにまた日本へ戻る予定なんだ。そのときには僕のESCAがちゃんと手配できてるといいな:))
ということらしいです。
10月に名古屋ってなにかありましたっけ・・・?
日米対抗戦は北海道じゃなかったかしら。変更になったのか、
それともジョニーの勘違いかな。
とにかく10月、無事に来日されることを祈っております。
そして件のトレーニングキャンプですが、
ジョニーはキャンプの開催地コロラド・スプリングスに発つ前の日に日本から戻り
キャンプでは栄養学や
ペリオダイゼーション理論に関するセミナーに参加して、
テレビ放映のスケジュールや契約のことについて聴いた後、自宅に戻ったそうです。
コロラドで合計12時間座っているかわりに日本での5本のショーをミスして
ニュージャージーでの1年間の家賃を稼ぎ損ねたらしく、それは馬鹿馬鹿しく思えたけど
スケーターとして将来や次のシーズンに役に立つことも学べたと
ポジティブにこのパラグラフを締めくくっています。
そしてコーチ変更のこと。
ジョニーは日本に行く何日か前にコーチ変更を決めたそうで、COIツアーの後の休みの
期間にズミエフスカヤコーチに声をかけていたそうです。
コーチはジョニーとトレーニングが出来ることを喜んでいて、
ベストの滑りが出来る手伝いをしたいと言ってくれたとのこと。
ジョニー自身、ズミエフスカヤコーチがプリシラコーチよりいいコーチだとも
悪いコーチだとも思っていなくて、ただ、プリシラコーチとは違うということだけは
解っているんだそうです。
育ての母親ではなく、練習したくないときでも叱責して練習させるようなコーチが
彼には必要なのだとジョニーは書いています。
プリシラコーチの事は愛しているし、彼女の成功を願っている。
いい時期に離れるのだと思っていて、コーチも彼に変化が必要だと理解してくれているそう。
ジョニーはすでに新しい練習拠点のアリーナから20分のところに住むところを借りていて、
新しいプログラムを作ってから7月の終わりまでには引っ越しする予定だそうです。
この変化をエキサイティングだと感じていて、素晴らしい方向に進んでいくと思っているよう。
GPSは中国とモスクワに決定して、パリスとジョニーはこれを"Red Tour" (共産圏だしね・・・)
と呼んでいるそうです。
中国には2000年以来行っていないから楽しみで、もちろんロシアに行くのは
ワクワクしているんだとか。
どちらの国でもあまりいい成績は取れてないけど頑張るそうです。
さて、ここでジョニーのひとこと。
This journal entry has been really heavy. I'm sorry. :)
(このjounalはほんと重くなっちゃって、ごめんね:))
こんな風に書かれちゃった日には
「いいよいいよ、いろいろと大変だけどがんばんなー。応援してるからさ。」
と近所のおばちゃんな気分になってしまいます。
ほんと、新しい環境で緊褌一番、がんばってください。
来週、ジョニーはオレンジカウンティで新しいSPの振付をフェイ・キタリエワと行う予定。
キタリエワの友人が新たにアレンジしたクラシックの曲で滑るんだそうです。
もし振付が曲ほど良くないものになったとしたら、涙を誘うことになっちゃうだろうね。ですって。
FSの曲についてはまだ決まってないけど、決まったらまたサイト更新してくれるようです。
そして7月2日に23歳の誕生日を迎えて、デラウェアで家族や親しい友達とお祝いをしたそう。
こんなに早く23歳になるとは思わなかった。まだやっと10歳になったくらいにしか
思ってなかったのに。とジョニー。
ここ数年家族とは誕生日を一緒に過ごしていなかったので、
家族と祝えたのが嬉しかったみたいですね。
8月に2つのショーで滑る予定で、ひとつはバージニア州ハンプトンのHamptons IcePlex
でのショー、もうひとつはキミーのチャリティー・ショー。
どちらかで新しいSPをデビューさせられればいいなと思っているそうです。
最後のパラグラフでは重くなってごめんねと再度。
そして夏を楽しんで、時間のない僕たちのために日焼けして思い切り謳歌してください。
いつも応援してくれてありがとう。と締めくくっています。
さあ、今日も長かったぞ。
ほんとうにざざーっとかいつまんだので、あちこち抜けたり端折ったり
くっつけたりしています。
また詳しい訳は
翻訳ブログさんでアップしていただけると思うので
それまでの場つなぎにでもなれば、幸いでございます。