昨日あがってきました、記事の訳です。
元記事はこちら。
Skaters Buttle, Rochette thinking big
Great leaps of faith
上記の二つの記事は、タイトルは違いますが内容はまったく同じです。
アクセルも回っていなければ、キャメルスピンも未だ怒りにまかせて跳んではいないが、
ジェフ・バトルとジョアニー・ロシェットはすでに自らの体に鎧を着けて、今から2010年の
バンクーバー五輪まで繰り返される同じ質問を受け流す準備ができている。
その質問というのはこうだ
「四回転はどうなってるんだい、ジェフ?」
「トリプル−トリプルのコンビネーションを入れたら何位まで行くと思う?ジョアニー。」
それぞれカナダにおけるフィギュアスケートの現キングとクイーンは、ケベックシティで行われる
彼らの競技シーズンの幕開けとなるスケートカナダを1週間以内に控え、そういった質問には
慣れておいたほうがよさそうだ。
というのも、二人ともビッグジャンプなしでは行く手なしになるだろうから。
そして両名 − 25歳になってから1ヶ月がたつバトルと、1月のバンクーバーでのカナダ選の前に
22歳になるロシェット − はスケート競技の兵器競争 ( 訳注:ビッグジャンプを競う…
みたいな感じでしょうか ) に転向するには時期を逸している。
「まだクリーンなプログラムを滑ることにも注目すべきだと思っていますが、
世界選手権で、僕は本当にプログラム中に四回転を入れずに現れて表彰台に上ることなんて
できないと思いました。確かに昨季の東京では起こりえなかったことです。
そしてそれは未来の予兆となっていると思うんです。」
2005年の世界選手権銀メダルで2006年のオリンピックでは銅メダルを獲得し、
この春、背中の疲労骨折とともに短くなってしまった2006-2007シーズンの最後で
6位に滑り落ちたジェフ・バトルはこのように語った。
「僕はいまでも(四回転の)練習をしています。カリフォルニアのトレーナーとオフアイスの
トレーニングをすることはこの夏、とても助けになりました。
それに、それをしばらくやっていると、2月にならないとそういう練習ができなかった
昨季とは反対に、安定性はシーズンを通して高くなっていきます。
転んだり努力したりせずにジャンプの安定性を手に入れることは極めて稀なことなんです。」
バトルはカナダのチームメイト、クリストファー・メイビーやヴォーン・シプールとともに、
世界選手権のディフェンディング・チャンピオンであるブライアン・ジュベールを含む12人の
スケートカナダでの戦いに挑む。
東京の世界選手権では女子のフリースケートで5位となり、(総合で)10位以内に辛うじて入った
3度のカナダチャンピオンであるジョアニー・ロシェットは、自分にいくつかやらなければ
いけないことがあり、それが今季そこそこの結果になるということを意味したとしても、
短い間の痛みに耐え抜く準備が出来ていると解っている。
「一歩一歩、ということだと思うんですよね。4年前にルッツの跳び方を変えたときにも
同じような経験をしました。それには2年かかったんです。」とロシェットは語った。
「オリンピックのシーズンから3年目ですが、それはそんなに長い時間ではありませんでした。
みんながトリプル−トリプルのジャンプについて訊いてきます。習得にはそれなりの時間が
かかりますし、実際試合で降りるとなると − 少し年齢も重ねていることですし。
若いころなら、ただトライしてみるだけなんですけれどね。
去年は、自分でも少し慎重すぎたかなと思っています。
今年は、結果がどうなろうと出て行ってやってみなければと思っているんです。
これはより長い期間の投資になります。そして、今年は毎回うまくいかなくても、
どこかで始めなきゃいけないんですから。」
バトルは、山火事が迫っているカリフォルニア州のレイクアロウヘッドの彼の家を
気にかけている。
「(先週)Mississaugaでのカート・ブラウニングのショーのために帰ってくるとき、
ぎりぎりのところで脱出してきました。
なので、一週間と少しの間カリフォルニアへ戻るよりは、スケートカナダのために
ここに残ることを決めたんです。たぶん、それは正しい選択だっんだと思います。
火事は僕の宿泊所から車で5分のところまで来ていたんです。」
とバトルは語った。
「僕のルームメイトは、火曜日に本格的に避難しました。
ですから、基本的に僕たちの家について知ることが出来るのはCNNから聞くことくらいです。
火事は湖の西側まで来ていて、僕たちはもっと南のほうにいたんです。」
ロシェット、前カナダチャンピオンのシンシア・ファヌフ、そしてレスリー・ホーカーは
世界選手権の銀メダリストである日本の浅田真央や、アメリカのエミリー・ヒューズ
といった顔ぶれとともにスケートカナダの女子競技で滑る。
カナダはまた、ペアに3組を送り込む − そこにはカナダチャンピオンのジェシカ・デュベと
ブライス・デビソンが含まれる − そして、アイスダンスでは、
急激に躍進しているテッサ・バーチューとスコット・モイア組が競い合う10組の中に入っている。
2度の世界選手権銀メダリストであるモントリオールのマリー・デュブレイユと
パトリス・ローゾンは、1年の休みをとっている。
何度も同じことばかり取材されるのも大変ですよね。
メディア対応の対策はジェフもジョアニーもとっているでしょうから
どの記事も同じような感じにはなってしまいますが
取り組む姿勢は充分に伝わってきます。
ファンはもうそのあたりはよく解っていますしね。
それにしても、カリフォルニアの山火事は心配ですね。
ジェフの家から車で5分とは、またかなり近くまで燃えているようです。
アイスキャッスルのスタッフの方やスケーターのみなさんに大事がないといいのですが・・・。