夕方にエントリーしていたジェフに関する記事のうち
長めのものを訳してみました。
Jeff Buttle says he'll quit competitive skating after 2010 Vancouver Olympics
2010年のオリンピックが、ジェフ・バトルにとってフィギュアスケート競技の戦列の
最後となるだろう。
2005年の世界選手権銀メダリストで、2006年のオリンピック銅メダリストは、
2年後にバングーバーで行われるオリンピックの後に競技を退き
ツアーのアイスショーに参加すると水曜に語った。
「2010年の後はそれ以上は続けません。」と25歳でオンタリオ州
スムース・ロックフォールズ出身のバトルは彼の競技者としてのキャリアについて語った。
「競技者として多くの実績を積んできました。
このスポーツで、競技以外にもやりたいことがあるんです。」
彼は三年前にトロント大学での化学工学の勉強を中断しており、大学に戻るという可能性もある。
順序としてはこちらが先だ。現在カリフォルニアでトレーニングしているバトルは、
火曜日にバンクーバー入りし、カナダ国内選での4勝目を狙う。
「ナショナルへの準備はよくできていると思います。」と彼はレイクアローヘッドから
スケートカナダの電話会談に答えて言った。
「間違いなく、自分が最盛期にいるような感じがするんです。」
バトルは背中の怪我によってシーズンを中断した後の昨年3月、世界選手権で6位に終わった。
彼は立ち直って、今季のグランプリファイナルに出場することを望んでいたが、
昨年の秋に彼に割り当てられた2度のグランプリシリーズで、12月のトリノでの
ファイナルの出場資格に十分なポイントを稼ぐことが出来ず、それは残念なことだった。
「ロシア杯の後、望んでいたよりも少し長い時間ができてしまったんです。」
クリスマスには故郷にいてオンタリオ州バリーで2週間トレーニングをし、
彼がコーチのラファエル・アルトゥニアンとトレーニングをしている
西海岸の山へと戻った。
「正しい道を進んでいると思いますよ。」と彼は語った。
背中は、今ではもう心配ない。
「素晴らしいことです。怪我のおかけで、昨季はときどき背中がこわばったりしましたが、
痛みよりはぜんぜんこわばりのほうがましですね。
最近彼が行った大きな変更は、新しいショートプログラムを捨てて
昨季使った技巧的なプログラムに立ち戻るということだった。
「新しいプログラムは本当に好きだったんですが、うまく戦えませんでした。
うまくジャンプが跳べなくて、ジャンプが跳べないとコンポーネントスコアにも響くんです。」
と彼は説明した。「大変な決断でした。」
「はじめは少し懐疑的でしたが、正しい選択だったと思っています。」
2008年の国内選は彼のシニアでは10回目の、あらゆるレベルでは14回目の試合となる。
「2010年の試合と同じ会場で戦えることはエキサイティングです。」と彼は言う。
彼は、最大のライバルは誰だと考えてるかという問いに対してこう即答した。
「もちろん、パトリック(・チャン)でしょうね。」
トロントのチャンはグランプリファイナルに進み、
この17歳はシーズンを通してジャッジたちをうならせた。
11年間で初めて、エマニュエル・サンデュは男子シングルに出場しない。
2001年と2003年、2004年のチャンピオンは、先週スケートカナダに棄権を通達した。
「あまりショックではありませんでした。」とこのニュースについてバトルは語った。
「彼にはやることがたくさんあることは知っていますから。」
「彼がいないことで、まったく違ったことになるでしょう。
僕は彼を常に国内選での最大のライバルとして見てきました。エマニュエルは他のスケーターが
やりたいと思っていること、夢に見ていることを成し遂げました。
(2004年の)グランプリファイナルでエフゲニー(・プルシェンコ)に勝ったことは、
他のスケーターが成し遂げたとは言えないことです。
僕はいつも彼をスケーターとしてすごいと思っています。」
オリンピックで引退、と明言しましたね。
予想していたとはいえ、このタイミングで出てくるとは思わなかったので少しびっくりしました。
ここからの2年間は彼と周囲の人々、そしてファンにとってほんとうに大切な時間となりそうです。
それから、SPを「道化師」から昨年使っていた「Adios Nonino」へと変更。
今季はSPで苦しんでいた印象があったので、判断としては賢いのかなと思います。
「Adios〜」は評価も高かったですしね。
でも、一度取り掛かったプログラムを途中で変えることは、ジェフにとっては
くやしいことだろうと思います。しっかり切り替えてはいるでしょうけれどね。
道化師も好きなプログラムだったので、またどこかで観られる日がくるといいなあ。
しかし
"I definitely feel as if I'm in my prime."
(間違いなく、自分が最盛期にいるような感じがするんです。)
とはこれまたずいぶん盛大に吹かしたもんだとちょっとおかしくなりました。
緊張してたのがふっとほぐれた感じがします。
たのもしいな。ジェフ。これは国内選も大丈夫そうですね。
エマさんに対するコメントも敬意がこもっていて、ジェフらしいなと思います。
もうひとつの記事にも興味深い部分がありましたが
そちらは
なつしろぎくさんがブログで詳しく書いてくださっています。
一日、一日と試合の日が近づいてきます。
楽しみです。いい演技を。