散髪後の記事訳も。こちらはなかなか読み応えがありました。
Buttle keeps feet on ground while reaching for the stars
今週バリー市より祝福を受け、CBCの”Air Farce”にゲスト出演し、有名になることでくっついてくる
全てのばかげた利得を経て、ジェフ・バトルは世界選手権で優勝してから天狗になっていると
思う人もいるかもしれない。
しかし、それは間違いだ。
現実の世界に戻るには
”フィギュアスケートに関しては、そんなに時間はかからないんだ。”
とバトルはアドバンス紙に語った。
アスリートのトレーニングは継続的な成功のためにうまくいく必要がある。
そしてちょっとした幸運は害にはならない。特にそれが体を傷つけることを防ぐ場合には。
バトルは数ヶ月の間、怪我をさせるブギーマン(悪い子供をさらっていくといわれている鬼)
に会わずに過ごせたことをラッキーだと思っていると言う。
”怪我さえなければ、それはとてもいいシーズンなんです。どのシーズンでも、何週間かの休息を
取ることは必要です。僕は1週間をバリーで過ごし、(その間は)ほとんどなにもしませんでした。
それは体を休めて体力を回復するチャンスでした。それから、トレーニングに戻るんです。”
バトルは8月のあたまにマリポサ・ガラなどのショーのために一ヶ月ほどトレーニングしていた
カリフォルニアからバリーに戻った。彼はここでまた一ヶ月ほどトレーニングを続ける。
彼はまた、高い位置での候補として来年の世界選手権に臨むという変化を楽しみに思っている。
そして、もちろん2010年のバンクーバー・ウィスラーで行われる冬季五輪もだ。
”それについてはまったく問題はないんです。バンクーバーに向けて、たとえば集団の下の方に
いるよりは、今の位置にいたほうがいいと思っています。僕にとっては、戦いの一員に入っている
ということを確かにすることが大事なんです。それに、オリンピックを自分の国で迎えることは
とても特別な、なににも代え難いことなんです。”
”だから、その経験を得ることと、そのイベントの一部になることを楽しみにしています。”
他に注目すべきはAir Farce Liveでの彼の2分間のスケッチ・コメディアン(彼自身の役で)
としてのデビューだろう。
基本的に、彼は高校の校長室を訪れて、第二のジェフリー・バトルになるという妄想が
学業に支障を来している子供を救い出さなければいけなかった。
本物のジェフが現れ、偽物(高校生)に賢明なアドバイスをするのだ。
”難しいルーティンがあることを忘れるな、感動的な音楽を選べ。それと、尻から転ぶな!”
シェークスピア風というわけでもなく、ベン・スティラーやマイク・マイヤーズを悩ませる
ほどの演技でもなかったが、ジェフは楽しんでいた。
”とても楽しかったです。Air Farce Live の出演者達はとてもおかしくて本当に楽しかった。
それにこういったことは、世界選手権で勝たない限りは僕には絶対出来なかったことです。
だから思ったんです、トライしてみない手はないってね。”
実際、去る3月のヨーテボリの夜からの時間はずっとどこか高揚したものだった。
なにもしなくても喝采を受ける大騒ぎだったのだ。
”どこへいっても素晴らしいレセプションを催してもらいました。タイトルが確実にそれを盛り上げて、
タイトルを少しだけより重要なものにしていたんじゃないかなと思います。
そういったことがタイトルをまた違うレベルに持っていきました。いつだって演技するときは、
見ている人たちのためによりよい演技をしたいと思うようになったのです。”
そしてバトルが言うには、身体が思うように動かない時やエネルギーのレベルが達しないような
苦しいときも滑り続けられるのは、ファンや彼がスケートにおいて影響を与えた若者たちからの
メッセージがあるからなのだそうだ。
”僕を見ることで、このスポーツを続けているというような人とコミュニケーションを
とったことがあって、それは信じられないくらい素晴らしいことだったんです。
そんなことを思ってもらえるなんて、人々にそんな影響を与えるなんて、ものすごいことです。
もし自分がやっていることに情熱をもっているなら、それが一番重要なことなんです。”
”僕は自分が好きなことをやっていられることが本当に幸運だと思っています。
多分それが氷上ににじみ出てきて、人々に影響を与えるんだと思います。
でも、僕にとっては、それが人々にどうやって届いているかを聞くことが
ただただ素晴らしいことなんです。”
ステープルズ・センターで行われる次の世界選手権に焦点を合わせている選手達は
バトルから繰り出される新しいレパートリーに備える必要があるだろう。
”夏のトレーニングの間に、新しいプログラムに取り組んでいます。
それはとても新しくて去年とはすごく違うものです。より型にはまらない、よりアバンギャルドなもの
に挑戦することは自然なことで、それを気に入らない人たちもいるかもしれないけれど、
僕はトライしたかったんです。だから、どんな反応が起こるかを見るのはクールでしょうね。”
”ロングプログラムは僕のスタイルです。とてもクリーンで、クラシカル。僕が情熱を注いでいる
音をとらえて滑るプログラムです。とても興味深いものになりますよ。”
バトルは北京オリンピックを熱心に追っており、一週間の間、どの色のメダルもまだ獲得していない
ことに悩まされているかもしれない。
突然に欠乏は1ダース以上のメダルがカナダのアスリート達の首にかかるような躍進へと変わり、
今度はカナダのフィギュアスケートの未来がジェフ・バトル一人に限定されるんじゃないか
というような質問に悩まされることになるだろう。
ワールドチャンピオンは心配することは何もないと言う。
”僕たちはとても若くて強いチームを育成しています。将来的にはたくさんのメダルを見ることが
出来るでしょう。そしてもしそれがスケート競技を宣伝する助けになって、カナダでより人気のある
スポーツになるのだったら、そうなるべきでしょう。”
いつもの事ながら、彼の謙虚な姿勢には恐れ入ります。
北米の方にはめずらしいくらいの謙虚さですよね。
全方向に角の立たないスマートな受け答えにも感服です。
ほんとに頭がいいんだなあ。
「見ている人のためによりよい演技を」とか「苦しいときもメッセージのおかげで乗り切れる」とか、
彼を応援する人や尊敬する人たちとのコミュニケーションもうまく作用しているようなのが
嬉しいですね。
これからもジェフに力を与えられるような応援をしたいと思います。
時間を見つけてはちまちまとやっている記事訳ですが
なかなか推敲の時間が取れないこともあり、間違っているところも多々あるかもしれません。
なかなか至らない訳で心苦しいのですが
予めご了承のうえ、ご指摘等がありましたらお気軽にコメント欄へお願いします。