SOI Japan ツアー、スケジュールと相談の上
1/10(土)、1/12(月)の大阪公演と
1/17(土)の東京公演の計3公演に足を運びました。
今回のツアーにはジェフが出演とのことで、引退後初めて生で観るジェフの滑りは
いったいどんな風に見えるのかしらと、とても楽しみでした。
SOIのショー構成はグループナンバーと各スケーターのプログラム、
その間を短いシーンの演出があったり、スケーターがマイクを持って出てきて繋ぐ
というシンプルなものでした。
ショーとしてめくるめくスペクタクル感といったものはないけれど
丁寧に構成された流れは心地よく、なにより出てくる面々の豪華さで充分でした。
本当に楽しいショーだった。
遠く日本まで来てくれたキャストの皆さん、シーズンまっただ中のところ
ショーへの出演を決めてくれた日本の選手達に感謝したいと思います。
どのスケーターのプログラムも楽しく観ることが出来たのですが
個人的に好きだったのはランビエールさんの”ロミオとジュリエット”、佐藤有香さんの
”1234”、小塚くんの”Save the Last Dance for Me”、中野さんの”SAYURI”に
サーシャの”Moonlight Sonata”かな。
マリーさんたちの”Desire”や荒川さんの”Frozen”もかっこよかったし
クーリックのジャンプの高さや本当に楽しそうに滑る姿も印象的で、
ジマーマンは滑るフェロモンでした。素敵。
有香さんの”1234”は後で知ったのですが、デヴィッド・ウィルソンの振付なのですね。
すごくオシャレで好みのプログラムでした。足元も滑らかで、何度でも観たかった。
ランビエールさんはやはり独特の雰囲気をお持ちです。
腕をひと振りするだけであんなにもエモーショナルに見えるって本当にすごい。
さて、そしてジェフですが
今回、”Eclogue”を2回、”Canned Heat”を1回観ることが出来ました。
なかなかバランス良く観ることが出来てラッキーだったと思います。
大阪、1度目の”Eclogue”は音とジェフの動きを追うことで精一杯で
印象としてはやはりショー向けには地味なのかしらという感じでした。
衣装も少し暗い色目だったので、予想と少し違ったかな。
そして”Canned Heat”。それはもう楽しそうにきびきびと音楽に乗って
滑るジェフを観ることが出来て、とても嬉しい気持ちになりました。
振付も結構複雑な動きが多くて、すごく見所のあるプログラムだと思います。
派手な衣装も思っていたほどの違和感はありませんでしたが、大阪の商店街に
あんな派手なおっちゃん、よくいるわーと思いながら観てました。
東京公演で”Eclogue”再び。この時はスタンド席から観ていたのですが
リンク全体を俯瞰で観てジェフの描く軌跡や、とても静かに音楽を表現するジェフの
体全体の動きを目の当たりにして、いつの間にか涙が流れていました。
引退以来、目が潤む程度の感傷ははあれど、涙が出ることはほとんどなかったのですが
ここで一気に何か大きな感情のウエーブがやってきて
それが引退を惜しむ気持ちなのか、ジェフの滑りをまた観られて嬉しいからなのか
それとも純粋に作品の美しさに心打たれたのか、自分でもわからないのですけど
とにかく泣いておりました。これは自分でも驚いた。
この2プログラム以外にもジェフは男性スケーターのグループナンバーに加わっていたり
ラストのグループナンバーにも途中参加したり
東京公演では自分のプログラムの前にナレーションを入れていたり
クーリック氏の演技の前にジャージ姿で出てきて紹介したりと出現率は高く、
ファンには嬉しいショーでした。
グループナンバーではぴょんぴょん跳ね回って、滑ることが楽しくて仕方がないといった風情で
それはそれは生き生きとしていました。
そんな姿を観ていたら、本当によかったねと思わざるを得ない。
ジェフが幸せなのがファンとしての一番の幸せですから。
そして話題のランビエールさんとのコラボレーション、HIROMI GO
最初にイントロが流れたときはハードなロックナンバーなのね。若いなーと思っていたのですが、
歌が始まり「これは・・・、GO!!!」とテンション&パッションが一気に上昇、
大笑いしながら楽しませていただきました。
オーディエンスへの挨拶の時の小芝居も回を重ねる事にグレードアップしていて大受け。
ショーマンシップにあふれていて、これは本当に大成功でした。
会場でお会いして、お相手下さった皆さんも楽しい時間をありがとうございました。
年初からこんな楽しい気持ちになれて、今年はいい年になりそうです。